「真夏の雪だるまー寛政捕物夜話・19ー」第八夜をカクヨムにアップしました

「たしか巣鴨の賭場に出入りしていたはず」
と得三がいうので、巣鴨周辺を探ってみたが、そこいらの賭場はとっくになくなっていた。
奉行所をたずねて、
「賭場に詳しいご同輩におたずねいただきたい」
と頼むと、定町廻り同心の岡埜吉衛門は露骨に嫌な顔をした。
というのも、奉行所は火盗とはいつも縄張り争いをして、目の敵にしていたからだ。
岡埜は、日ごろ目をかけている浮多郎が、その先手組の御用も勤めるのに不快の念を抱いていた。
【真夏の雪だるまー寛政捕物夜話・19ー】第八夜から
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